Symbolブロックチェーンを活用した公証サービスのサンプル
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Symbolブロックチェーンを活用した公証サービスのサンプル

タグ
Symbol
公開日
June 8, 2021

Opening LineではSymbolブロックチェーンを活用したサービスを開発していますが、今回Symbolブロックチェーンを活用した公証サービス(通称: アポスティーユ)のデモサイトを公開しました。

Symbol版ApostilleデモSymbolブロックチェーン技術を活用した公証プラットフォーム apostille-demo.opening-line.jp

アポスティーユとは何か?どういう風に動いているのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、まずはこのデモサイトを使って、契約書の署名を行うというシナリオでデモしたいと思います。

事前準備

このシナリオを実施する上で、あらかじめ2つのSymbolのテストネットのアカウントを用意しておきます。

このアカウントはそれぞれ以下の役割をとします。

・自社アカウント

・他社アカウント

自社アカウントの方にはあらかじめ、テストネットのfaucetからテストネット用のxymを入手しておきます。

アカウントはSymbolデスクトップウォレットで作成するのがよいでしょう。デスクトップウォレットで秘密鍵を取得する方法は下記のキャプチャを参照ください。

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自社署名

まずは自社の署名を行います。

先ほどのデモサイトにアクセスし、アポスティーユ作成画面の入力項目を設定してきます。まずは、自社アカウントの秘密鍵と署名するファイルを選択する。

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次に、所有者(承認者)割り当てに自社アカウントと他社アカウントのアドレスを入力します。

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オプションで、メタデータを設定することもできます。必要な応じて情報を追加することができます。

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一通り設定したら、「アポスティーユ作成」ボタンをクリックします。これで自社署名が実行されます。

ブロックチェーンへの書き込みのため、しばらく待ちますが、ブロックへの書き込みが完了すると以下の様なダイアログが表示されますので、「ダウンロードする」ボタンをクリックし、ファイルをダウンロードしてください。その際、そのファイルのファイル名は変更しないようにしてください。

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これで、自社署名は完了しました。

次に、ダウンロードしたこのファイルを契約相手送り、他社アカウントの署名を待ちます。

他社署名

今度は他社アカウントの署名を行います。

デモサイトの「監査・署名」タブを選択し、下記のキャプチャの画面に先ほど送られてきたファイルを選択し、「監査する」ボタンをクリックします。

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ファイルの監査に成功すると下記のようにこのファイルの情報が表示されます。

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この状態は、自社アカウントの署名は完了し、他社アカウントの署名を待っている状態を示しています。また、ファイルが正規の改ざんされていない状態も担保しています。

万が一、ブロックチェーンにアナウンスした後にファイルを改ざんを行った場合、以下の様に監査が失敗します。

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送られた来たファイルがブロックチェーンにアナウンスされたものと同じで、内容も問題なければ他社アカウントの秘密鍵で署名します。

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他社アカウントの署名が完了すると、必要な署名が一通りそろいこれにより、ブロックにこの署名トランザクションが取り込まれると一連のフローは完了です。

なお、Symbolブロックチェーンの仕様上、この署名は自社アカウントの署名が行われてから約48時間以内に行う必要があります。

ブロックチェーンに書き込まれる内容

完了後に改めて監査すると以下の様な結果となり、このファイルの署名が無事完了したことが確認できます。

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ブロックチェーン上には、以下の内容が書き込まれます。

  • ファイルのハッシュ値に署名を署名した値
  • 署名したアカウントのリスト
  • 一連のフローが完了し、ブロックに取り込まれた日時
  • (必要に応じて)メタデータ

ファイルそのものはブロックチェーンには書き込まれませんが、ファイルのハッシュ値(指紋のようなもの)を書き込むことでそのファイルの真正性を担保します。

これによりファイルのプライバシーを考慮した上で、低コストでファイルの内容を担保し、この内容について合意したということを、自社アカウントと他社アカウントの署名によってブロックチェーン上に書き込むことができました。

まとめ

このようにSymbolブロックチェーンを活用した公証サービス・アポスティーユを活用することによって、2社間で文書の署名を行うことができました。今回は2社間でしたが、複数社に跨ぐ署名にも対応しています。

アポスティーユはマルチシグアカウントを活用しており、これにより不動産や絵画などの権利の譲渡や共同保有も表現することも可能です。

また単純に遺言書などの文書のタイムスタンプとしても活用することもできます。

Symbolブロックチェーンにより、公証サービス・アポスティーユでできること表現できる幅が広がりました。Opening Lineではお客様の要望に合わせてアポスティーユをカスタマイズすることも可能です。

ブロックチェーン公証サービス・アポスティーユにご興味がある方はぜひ弊社ホームページのお問い合わせフォームよりお問い合わせください。