概要
NexusやPixelを使ってAndoroidのアプリ開発をしたことのある人は1度は触ったことがあるはずAndroid Flash Tool(個人の主観です)
そのAndroid Flash Toolがめちゃめちゃ便利になっていました(ここ1、2年はAndroidを触ってなかったら完全に浦島太郎状態)
何が便利になった?
手っ取りばやく説明すると、Android Flash Toolをブラウザ経由で使えるようになっていたということです。
Android Flash Toolってなに?
以下、公式サイト引用
Android Flash Tool を使用すると、サポートされている Google Pixel デバイスに Android 13 ベータ版のシステム イメージを安全に書き込めます。
サポートされている Google Pixel デバイスを使用するデベロッパーは、テストと開発用にデバイスを手動で最新のビルドにアップデートできます。デバイスを完全にリセットする必要があるため、最初に必ずデータをバックアップしてください。ビルドは、次の Google Pixel でのみ利用できます。
- Pixel 4a および Pixel 4a(5G)
- Google Pixel 5 および Google Pixel 5a
- Pixel 6 および 6 Pro
- Google Pixel 6a
要はPixelの対象デバイスにAndroid13ベータ版(2023.5.18現在)を書き込めるということです。(最新のOSが使用できる)
また、Android Flash Toolを使うと最新のOSだけでなく、過去のOSにもロールバックできるんですね~
つまり、OS毎のテストがしやすくなる!ということです。
これまでAndroid Flash Toolを使ったことがある人はよくご存知だと思いますが、意外とこのOSの入れ替えが面倒くさいんですよね~(慣れれば大したことないけど)
さて、本題ですが、今回久々にAndroidOSの入れ替えをしようとしようと思ってAndroid Flash Toolのサイトを開くと、、、なんとブラウザ経由でAndroid Flash Toolが使える様になっていてびっくり!
手順
以下の公式サイトを見ればすぐわかりますが、画像を交えて説明します。
これまでAndroid Flash Toolを使ったことがある人はご存知だと思いますが、Android Flash Toolを使えるようにするためには(正確にはOSを書き換えるために端末の設定を変更する必要がある)以下の設定がAndroid端末に必要になります。
- [開発者向けオプション] と [USB デバッグ] を有効にする
- [開発者向けオプション] メニューで、[OEM ロック解除] を有効にする
※OEMロック解除をしてブートローダーのアンロックをすることにより端末内のユーザーデータは消えますのでご注意ください。
また、WindowsPCと端末を接続して認識させるために以下に従ってUSBドライバをインストールする必要があります。
Windows マシン上で Fastboot を使用してデバイスをフラッシュするには、Android SDK のカスタム USB ドライバが必要です。
詳細については、Android デベロッパー サイトの OEM USB ドライバをインストールするをご覧ください。
- サイトへアクセス
- 「Get Started」
- 「Already installed」
※ポップアップが制限されている場合は、ブラウザのツールバーのあたりに警告がでるはずなのでポップアップ制限を解除してください。
- 「Allow ADB access」
- 「Add new device」
- Android端末側にデバックの許可を求めるアラートが出る(出ない場合もある)ので許可をする
許可をすると表示が以下のように変わる
あとは、「Find a build to flash」で書き込みたいOS、諸々の設定を選択して「Install build」を押すだけです。
Target(ファクトリーイメージ)は以下のサイトより参照できます。
例えば、Pixel3用の9.0.0(PD2A.190115.029)を指定することもできます。
OSは端末毎に指定があるので端末を調べて適切なOSを選択するようにしてください。
間違ったOSをインストールするとOSが立ち上がりません(その際には再度OSをインストールすることで直ります)
以上です。